
お知らせ
第31回大学病院の緩和ケアを考える会総会研究会を開催しました!
当院緩和ケア病棟主催で、第31回大学病院の緩和ケアを考える会総会研究会をZOOM開催しました。
テーマは「シン大学病院分院発の緩和ケア教育~ゼロからの構築と未来への展望~」です。「シン」には、新・進・心・真・信・芯など、緩和ケア病棟開設から3年半に渡る運営を通して体験した思いを込めました。
3部構成で、教育講演・シンポジウムを行いました。
教育講演は、新潟大学医学部医学科医学教育学分野 岡崎史子教授をお招きし、「医学教育モデル・コア・カリキュラムと緩和ケア教育-何をどう教育すればいいのか-」というテーマでご講演頂きました。医学部教育も進化しており、知識だけではなく、技術・態度、緩和ケアの心を伝える教育がなされていることを知りました。看護の教育も負けていられないと思いました。
シンポジウム1は、「立ち上げよう!緩和ケア病棟-大学病院分院の緩和ケア病棟の立ち上げと運営について-」というテーマで、緩和ケア病棟開設準備から関わった私と、がん看護外来で遺族サポートを行ったがん看護専門看護師、後任心理士、管理栄養士が講演しました。当院の緩和ケア病棟について紹介すると共に、携わってきた職員が自分達の成果に気付くよい機会となりました。
シンポジウム2は「緩和ケア病棟における学生教育-大学運営の緩和ケアが教育としてできること」をいうテーマで、聖マリアンナ医科大学緩和医療学教授と、昭和大学横浜市北部病院の緩和医療科診療科長・薬剤学講師の3名が講演しました。緩和医療学教授と昭和大学のお二人は、聖マリアンナ医科大学に勤務経験があり、当院の緩和ケア推進にも大きく支援して頂いた方です。緩和ケア病棟や緩和ケアチーム活動の中での学生教育を講演して頂きました。学生時代から、多職種連携やベッドサイドでの学びを経験するだけではなく、学生の個別教育を行っていることに感動しました。これからも緩和ケア病棟や緩和ケアチーム活動で、多職種の学生教育に協力しようと改めて思いました。
70名ほどの参加者があり、開催後アンケートでも、よい評価を頂きうれしく思いました。10月中はオンデマンド配信もありますので、ご興味がある方はぜひお申込み下さい。
大学病院の緩和ケアを考える会総会研究会2025
