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TAMAちゃん通信

3東緩和ケア病棟「緩和ケア病棟のボランティア活動紹介」

2024年2月 たまちゃん通信 「緩和ケア病棟のボランティア活動紹介」

3東緩和ケア病棟師長 伊藤優子


当院の緩和ケア病棟は、2022年5月に開棟しました。コロナ渦ではありましたが、2023年11月からボランティアさんに訪問して頂いています。現在ボランティアさんは5名登録されており、1名がアロママッサージ、4名が傾聴で介入しています。医療専門職資格を有している方と一般の方で、週1~2名程度来訪されます。
来訪日は日勤看護師が患者さんに体調とボランティアの介入可否を確認し、写真の介入依頼シートを作成します。ボランティアさんの来訪時に、日勤チャージ看護師から介入依頼シートに沿って介入をお願いする患者さんの状況と介入順番を伝達します。ボランティアさんは専用のエプロンと名札を着用し、患者さんの対応を行っています。介入終了後はボランティア介入日誌を記載して頂き、日勤チャージ看護師に介入結果を報告して頂きます。日勤のメンバー看護師は、ボランティアの介入を電子カルテに記載しています。

3東小児病棟

緩和ケア病棟スタッフ以外の一般の方の来訪は、入院している患者さんの気分転換や癒しの時間になっています。病棟スタッフもボランティアさんの介入で得た情報が、個別性のケアにつながっています。また、ボランティアさんが患者さんからスタッフへの感謝のお言葉を伝達して下さることもあり、看護師のモチベーション向上につながっています。ボランティアさんの介入している時間を緩和ケア外来対応やご家族対応、看護記録時間の確保などの業務にあてることも出来て大変助かっています。
 傾聴ボランティア(薬剤師)さんからのコメント「日々勉強させて頂いています。看護師さんの声掛けや対応を見て、医療者としての姿勢を改めて見直しました。当初、看護師さんのメンタル面のフォローをお願いするかもと言われていましたが、こちらの看護師さんは皆明るくて、話し合いも出来ているので私の出番はないなと思っています。」

アロママッサージボランティアさんからのコメント「配慮して入らせていただいているので、困ったことはありません。寝ている患者さんにマッサージしていても、終えるころには『ありがとう』って言って貰えるのが励みになります。」

(写真は患者さんとボランティアさんから掲載許可を頂いています)。
今後、ティーパーティーや植栽管理、遺族会など、ボランティア活動の拡大も検討しています。
これからも多くのボランティアさんにご協力頂いて、よりよい緩和ケア提供が出来るように協働していきたいと思っています。