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TAMAちゃん通信

腎センター 防災訓練(多職種参加型)

腎センターでは「火災」をテーマに106日に机上訓練、1221日に実働防災訓練を実施しました。

当科では医師、看護師、臨床工学技士、看護助手、医療事務の5職種で協働して働いています。災害時全職種と協力し、透析の患者さんを安全に避難できるように日頃から訓練が必要です。今年度は、アクションアードを改定、全職種の動きが記載された小冊子型とし、該当職種不在時も役割を補えるようにしました。また昨年の課題であった避難後の患者さんとスタッフの安全確認が確実に行えるよう、持ち出し物品の整理や項目の追加を行いました。今年はコロナ禍のためソーシャルディスタンスに考慮し、人形を作成する等の工夫をしながら改定したアクションカードに沿って、全職種の動きを把握することを目的に机上訓練を実施しました。

実働防災訓練においても全職種が参加し、治療継続の判断、透析の離脱手技、エアストレッチャーやシーツを用いた担送者の避難などを行いました。課題は、副隊長が避難状況を把握できるようメンバーがタイムリーに経過状況を報告し、副隊長が適切な指示命令をだせるようメンバーシップを発揮し、安全で速やかな避難につながる行動がとれることです。職種により災害の知識や認識の違いもあったため、全職種で同様に災害の知識や認識を高めていく必要性を感じました。発災を予測することは難しいため、平時から災害時に備えられるよう引き続き取り組んできたいと考えています。